人間ドックはどこで受けても同じと思っている人が多いですが、そのような考え方は正しいとはいえませんので、しっかりと検査を行う医療機関を選ぶことが大切です。現在では利用者を多く求めるあまり過剰なサービスを提供する医療機関が増えていますが、検査の質が高く検査機器の充実度が高いなど、利用者が満足できる医療機関であれば過剰なサービスは不要となります。あくまでも検査など医療系のサービスが充実している人間ドックを選ぶことが重要ですから、食事や豪華ホテルに宿泊できるなど検査とは無関係のサービスで魅力を出している医療機関は必ずしも良いとはいえず、検査の質とは正比例しないことを理解する必要があります。人間ドックは高額な費用がかかるため、医療機関としては少しでも魅力を高めて利用者を増やそうとしますが、料金を下げてしまうよりは検査以外のサービスを充実させて顧客の確保に努めているのです。
人間ドックの目的は豪華な食事やホテルではなく、健康状態を把握することや、予防の意識を持つことにありますので間違わずに選ぶことが大切です。どこで検査を受けても同じというのは検査結果に出てくる数値だけで、その結果から異常を察知したりフォローをしていく能力は医療機関によって異なります。悪い箇所を見つけるために行うのが人間ドックですから、目的を見誤らずに検査の質を求めることが大切です。そのためには見せかけの魅力ではなく、医療機関として質を見極めることが大切です。
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